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キッチンカーの開業にかかる費用の相場
キッチンカーの開業にかかる費用の相場は新車制作で250万円~800万円位の相場になります。
キッチンカのベースになる物は軽自動車~1トントラックがベースに使われております。
そのため、キッチンカーのベースになる車両によって大きく開業に必要な費用が変わってきます。
また、どのような物を販売するかで設備によっても費用が大きく変わります。
【キッチンカーの調達方法と費用の相場】
車両の選択方法の相場
新車のキッチンカーを購入する250万~800万円 (注意!新車の納期が落ち着かない事が多いので準備期間に注意が必要)
中古のキッチンカーを購入する150万円~400万円(中古車両に新品調理器具なども可能です。)
所持している車をキッチンカーに改造する70万円~
キッチンカーを開業するには、車両費のほかにも、
食材や梱包資材にかかる費用、広告宣伝費などが必要です。
実際に営業開始するまでに必要な金額は、「キッチンカーで何を販売するか」によって変わってくるため
準備期間に注意が必要です。
なお、キッチンカーの開業にかかる初期費用を抑える為、
移動販売用の車両を購入せずにレンタルするという方法があるようですが、
抑えられるのは初期費用だけの事が多いです。体験レベルでお考えの方には良い方法かもしれませんね。
そのうえで、補助金や助成金を申請することで、
自己資金が少ない人でもキッチンカーの開業に必要な初期費用をまかなうことができるでしょう。
キッチンカーを開業するときに受け取れる補助金や助成金
キッチンカーの開業をするときに受け取れる補助金や助成金には、以下の6種類があります。
1 ものづくり補助金
2 創業支援等事業者補助金
3 地域雇用開発助成金
4 小規模事業者持続化補助金
5 事業再構築補助金
6 各自治体の独自の補助金や助成金
それぞれ詳しく解説していきます。
(ものづくり補助金)
ものづくり補助金とは、中小企業や小規模事業者を対象に、国が支給する補助金の一つです。
ものづくり補助金の正式名称は、「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」といいます。
キッチンカーは「料理を作って提供するサービス」なので、ものづくり補助金の支給対象の業種です。
ものづくり補助金を申請すると、開業時に必要な設備や原材料の購入にかかる費用の最大2分の1が支給されます。
キッチンカーの場合、ものづくり補助金の補助金額は、100万円~500万円です。
なお、ものづくり補助金は、国が中小規模の事業者に向けて支給するものなので、返還義務はありません。
ビジネスが軌道にのるなどして収益が安定してきた場合、任意で一部返還が可能です。
ものづくり補助金の申請受付(公募)は、一年を通して行われていますが、3か月ごとに締め切りがあります。
ものづくり補助金を利用したい人は、応募条件や必要な書類について事前にチェックしておきましょう。
【ものづくり補助金総合サイト】
(創業支援等事業者補助金)
創業支援等事業者補助金は、国が認定する市区町村で新規開業する人を対象とした補助金です。
キッチンカーでの開業も支給対象となりますが、
補助金を受け取るには、創業支援等事業者補助金の対象地域での開業が必須です。
創業支援等事業者補助金は、設備投資費などの開業に必要となる初期費用や、
補助金の交付決定後に発生する経費を補助するものとなっています。
助成率や助成限度額は、都道府県・市区町村によって異なります。
参考として、令和4年度の東京都の場合、助成率は最大で経費の3分の2まで、助成限度額は300万円です。
創業支援等事業者補助金の支給条件や申請方法は、
各都道府県・市区町村ごとに設けられる公式サイトで確認できます。
創業支援等事業者補助金の公式サイトは、毎年新しく作成される形式となっているようです。
補助金を希望する人は「創業支援等事業者補助金」などで検索し、最新の公式サイトから手続きしてください。
(地域雇用開発助成金)
地域雇用開発助成金とは、厚生労働省が支給する補助金の一つです。
雇用機会が不足している地域において、雇用を確保することを目的にして設けられた助成金です。
過疎化・高齢化が進んでいる地域や離島で開業する事業者に対して、
「開業後に2人以上雇用する」という条件を満たした場合に支給されます。
そのため、キッチンカーを開業するだけでは助成金を受け取ることはできません。
ただし、地域雇用開発助成金は、最大3回まで受給可能です。
受給金額は、雇い入れた労働者の増加人数によって変動し、48万円~1,600万円となっています。
対象地域は限られるものの、実際の営業はスタッフに任せてキッチンカーのオーナーとなりたい人にとって、
地域雇用開発助成金は魅力的な制度と言えるでしょう。
【地域雇用開発助成金】
(小規模事業者持続化補助金)
小規模事業者持続化補助金とは、日本商工会議所が新型コロナウイルスによって影響を受けた事業主を対象に
支給している補助金です。
新たな販路を確保するためにキッチンカーを導入する場合に、補助金の受給が可能です。
受け取れる金額は最大で100万円までとなっています。
【小規模事業者持続化補助金】
(事業再構築補助金)
事業再構築補助金は、中小企業庁によって設けられている、新型コロナウイルスで影響を受けた事業者向けの補助金制度です。
新型コロナウイルスの影響によって売上が減少した事業主が、業務の転換を図ったり新しい分野で事業を始める際に利用できる補助金となっています。
業務の転換や新しい事業をスタートさせる際に必要な設備の導入などにかかる費用を、100万円〜1億円の範囲で補助してもらうことができます。
【事業再構築補助金】
URL:https://jigyou-saikouchiku.go.jp/
(各自治体独自の補助金や助成金)
キッチンカーを開業する際に活用できる補助金や助成金の制度には、国や団体が用意しているものだけでなく、
各自治体が独自に用意しているものもあります。
例えば、東京都の場合だと、飲食店を営んでいる事業者がキッチンカーを導入する際に受け取れる
「業態転換支援事業」という制度があります。
【業務転換支援事業】
キッチンカーでの事業をスタートさせる方向けのピンポイントな制度を用意している自治体もあるので、
国が用意している制度だけでなく各自治体が用意している制度についてもぜひチェックしてみてください。
キッチンカーの開業時に利用できる補助金や助成金を探す方法
キッチンカーの開業時に利用できる補助金や助成金を探す方法としては、
1 中小企業ビジネス支援サイトを利用する
2 商工会議所に問い合わせる
3 産業振興センターに問い合わせる
4 自治体のホームページを利用する
という、4つの方法があげられます。
中小企業ビジネス支援サイトは「J-Net21」と呼ばれることもあるサイトで、
中小企業の経営に役立つ情報が掲載されており、補助金や助成金に関する情報も検索可能です。
各自治体にある商工会議所や産業支援センターに問い合わせることで、
補助金や助成金の情報を集めることもできます。
また、補助金や助成金の情報は各自治体のホームページにまとめて掲載されているので、
自治体のホームページでリサーチすることもできるでしょう。
株式会社補助金ポータルという企業が運営している各自治体の補助金や助成金に関する情報をまとめた
「補助金ポータル」というサイトでも情報のリサーチが可能です。
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